利用料金の消費税の課税について

日本各地にある高速道路の利用料金は、運転者が高速道路上を走行することに対する対価として支払うものであり、法律で非課税取引にも指定されていないため、消費税が課税されています。
高速道路の料金は、高速道路の料金所や高速道路会社のホームページで見ることができますが、ここに表示されている料金は既に消費税分が上乗せされたものです。しかし、高速道路の料金は、一般の商品やサービスのようにそのまま税額が上乗せされているわけではありません。対距離区間制を採用している高速道路会社では、所定の計算方法によって算出された金額に消費税分を上乗せした後、一の位で四捨五入を行って10円単位の料金としています。この仕組みは2014(平成26)年4月に税率が8%にアップした際に導入されたもので、税率が5%だった2014年3月以前は、税込料金の計算をするところまでは現行と同様ですが、24捨25入あるいは74捨75入を行って50円単位の料金にしていました。
税率引き上げにともなって50円単位の料金設定から10円単位の料金設定になった理由としては、高速道路を利用する車両の大半がETC搭載車になったことが挙げられています。現金払いだと50円単位から10円単位になることで料金の支払いに時間がかかるようになりますが、ETCによる支払いだとレーン通過時に機械的に処理されるため、料金の単位が変わることで支払いにかかる時間への影響は殆どありません。この点と、高速道路の利用状況が考慮されて、料金設定の変更に至りました。

コメントは受け付けていません。

最近の投稿