刑法責任の危険運転致死傷罪を学ぼう

危険運転致死傷罪は、従来、飲酒運転や無免許運転等の悪質な運転による死傷事故が発生しても、自動車運転過失致死傷罪が適用され、軽い処分で免れてしまうことがあったことから、運転の悪質性や危険性に応じた処罰ができるよう、罰則が整備されたものです。
自動車運転過失致死傷罪は、7年以下の懲役・禁錮刑または100万円以下の罰金ですが、危険運転致死傷罪が適用されると、被害者が死亡の場合は、20年以下の懲役刑、負傷の場合は15以下の懲役刑となりますので、厳罰が下されることになります。
具体的には、アルコールや薬物を使用して、正常な運転に支障をきたす恐れのある状態で車を運転し、人身事故を起こすと、危険運転致死傷罪が成立します。
その他、特に危険な運転を故意に行い、その運転が原因で、死傷事故を起こした場合にも適用となります。
なお、病気が原因で正常な運転が困難になり、人を死傷させた場合も適用となりますので、統合失調症、てんかん、低血糖等の病気が原因で、死傷事故を起こした場合は、重い処罰が科せされますので中が必要です。
なお、無免許運転で人身事故を起こした場合は、無免許運転自体、故意に危険な運転をするということに直接関係するものでありませんので、対象とはなりません。
ただし、無免許運転で死傷事故を起こした場合は、無免許運転による刑の加重があります。

 

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